空き家となった相続不動産の売却|知識ゼロからの体験談とアドバイス。

知識ゼロから始めた不動産売却

プロである不動産会社に任せればいいと簡単に考えていた不動産売却。

後になって後悔しない為に、知識ゼロから始めた相続不動産の売却について体験談を書きましたので宜しければご参考になさってください。

知らない世界への第1歩

その日、私はとても大きな出来事に直面しました。

実家を相続することになったのです。しかし現在は実家から離れて暮らしている為、相続した家は空き家となってしまいます。

大切な思い出がつまった家です。叶うなら手放したくありません。でもこのまま放置するよりは…と考え、売却を決意しました。

決意をしたのは良いものの、不動産売買の知識はゼロ。

何から手を付けて良いのか全くわかりませんでした。

下調べをせず近所の不動産会社に相談

プロに任せれば何とかなるだろうと、実家の近所にある不動産会社を訪ねました
「何も分からないのでお任せしたい」と話した所、「それならば」と詳しい説明は省かれる形となりました。

不動産の売却は、

  1. 査定依頼
  2. 媒介契約
  3. 売却活動
  4. 売買契約
  5. 決済・引き渡し


この5つの流れで行われるそうです。

まずは「査定」。

家の外観や内部・周辺環境などをチェックして家の価値を評価する「訪問査定」です。

私も立ち会う事になったのですが、頻繁に帰れる距離ではない為、不動産会社を訪ねたその日のうちに査定を行ってもらう事に。そして結果は1週間後にお知らせすると言われました。

スムーズに事が運んでいるのが嬉しく、私は大満足で帰宅の途についたのです。

調べることの重要性

帰宅後。私は、ここで初めて不動産売買について調べる事を始めました。
そこで「不動産会社へ相談に行く前にやる事」というページを見つけたのですが、もうここはクリアしているからと軽い気持ちで覗いてみたのです。

『 相場を把握しておくことが大事 』

この1文を見た時、途端に不安に襲われました。
相場なんて知らないし、もう不動産会社に行ったし、「任せる」とまで伝えてしまっている。

私は不安に駆られながら、相場の把握の方法についても検索しました。


『 家の査定は、1社だけでなく複数の会社で行うのが良い 』


『 査定額は、不動産会社により数百万もの差がでる事がある 』

ハッとしました。
私は普段、日用品をや食料品を買うときなど、できる限り安い店を選んでいる。
それはなぜか?

同じ商品でも、お店によって販売価格が違うから。
家の売買も同じ事だと、その時はじめて気が付いたのです。

訪問査定をした不動産会社に、取引中断の連絡を入れようか迷いました。
ですが「不動産会社と契約書を交わしたわけではないし、査定額を教えてもらえればそれで良い」と思い直し、何もしなかったのです。

それから1週間後。
私の住む場所が遠方だった事から、査定結果は電話で知らされました。これを標準価格と決めて、これから色んな会社に査定してもらおう!

そう思ったのも束の間…。

毎日のように、その不動産会社から電話が来るようになったのです。内容は当然、家の売却を促すもの。

電話のたびに曖昧な返事をしていたせいか、長文メールでの営業も始まりました。

「私は今、そこまで急いで実家を売りたい訳ではない」

そんな私の気持ちと不動産会社の気持ちの温度差に、疲れを感じました

失敗の反省

翌日、査定を依頼した不動産会社に電話を入れる事に。次の事を伝え、謝罪しました。

  • 何も考えずに査定を依頼したこと。
  • 売却について考える時間がほしいこと。
  • 「貴社にお任せする」といった旨を撤回したいこと。

不動産会社は快く承諾してくれて、電話の最後でアドバイスをしてくれました。

「築年数が浅いほど高く売れる可能性があるので、決断は早い方が良いですよ」と。

その日から営業電話やメールがなくなり、私はようやく心のゆとりを取り戻す事が出来たのです。

自分なりのチェックポイントメモ

私は今回の失敗を基に、自分なりのチェックポイントをまとめました。

①不動産AI査定などを利用して、まずは「ざっくりと」相場を把握する


〈 AI査定を利用するメリット 〉

  • 手軽に、匿名で、無料で査定を受けることができる
  • 電話営業などが来ない!!

〈 AI査定を利用するデメリット 〉

  • AI査定はマンションは精度が高いが、戸建ては苦手
  • できる事は「査定結果」のみ。不動産会社探しには使えない
  • 自分の家だけにある特徴(査定ポイント)を、査定に反映させることはできない。

②1社だけでなく、複数の会社に査定してもらう

・「一括査定サイト」、というものが沢山ある。
・ここを選ぶ際、実際の利用者の口コミ、知名度、信頼性などで決める!
・口コミ検索ワードの例【(気になる不動産一括査定サイトの名前) 評判】

③一括査定サイトで査定を依頼するという事は、それと同じ数だけ対応の必要がある

・自分の予定をみて、依頼する会社の数を決める。(電話対応アリ。むやみな見積もり依頼はダメ!)
・「どの会社とどんな話をしたか」・「訪問査定はいつか?」メモを忘れずに。
・売買スケジュールには余裕をもつ!焦って行動して良い事はない!

④査定額はあくまで「売却予想額」

・売り出して「約3か月で売れるであろう」の価格なので、売却時の保証額ではない。
査定額だけで不動産会社を選んではいけない!

⑤「査定額の根拠」を明確に伝えてくれる会社を選ぶ

・納得して託せる会社を見つける。最後に決めるのは自分!

⑥不動産一括査定サイトは基本「仲介金額査定」

不動産一括査定サイトで提示される査定額は基本「仲介査定金額」である。仲介査定金額はおおむね3ヶ月以内に売れそうな金額のことを言う。

⑦「不動産売却」は、2種類ある

〈 仲介 〉

  • 不動産会社を通して売る方法。いつ売れるか分からない
  • 売却価格は相場価格

〈 買取 〉

  • 不動産会社が購入してくれるので、早く売れる
  • 買取なので売却相場より低い価格

⑧後から後悔しないよう、ベストをつくす!!

ここまで不動産売却について予備知識を勉強したら、あとは後悔しないようベストをつくす

まとめ

最初の訪問査定から2か月が経ちました。まだ家の売却は実現していません。

先の反省を生かして、後から痛い目を見ないよう慎重に調査を重ねているところです。

そしてやっと先日、自分が納得できる一括査定サイトを見つける事ができました。運営からのサポートがあり、利用者の満足度が高かったのが決め手です。

あれから分かったことは、不動産会社にもそれぞれ得意分野があるということ。

まだまだ学ぶ事はたくさんありそうです。

ですが、最初の不動産会社から教えていただいた「築年数が浅いほど高く売れる可能性があるので、決断は早い方が良い」という言葉を忘れずに、来年のうちには自身の目的に合った不動産会社を見つけたいと考えています。